11/24/2011

【APH第1章】アメリカさんとイギリスさん ep.11

「ザ・シムズ3 : ペット」拡張パックを導入して、連載再開です。なおエピソード1はこちらのページ

では、ヘタリアでSims3、第11回開始です。


ペット導入で、ブルーウインドの街に動物たちが暮らすようになりました。
アメリカさんとイギリスさんの家には、さっそく野良猫がやってきて、新聞をめちゃめちゃにしています。

そこに一本の電話が。イタリアさんからです。

…………。
馬?!
ウマ?!
horse?!

ちなみにイタリア語だとcavalloらしい。

まあ…なんてブルジョワな。ある意味イタリアらしいっていうか、フェラーリ的な?

その後またイタリアから連絡が入り、今夜のフォーマルパーティーに招待されました。
さては馬自慢したいの?(笑)

もちろん2人で出席です。

いたー!!
車庫はあっても馬小屋なんてないイタリアさん家。2頭の親子馬が玄関先にたたずんでいました…。
それにしても立派な馬です。鞍まで豪華。やっぱりブルジョワだわイタリア家。
本人たちはアレだけど。

伊「ふわあ、もう眠い。おやすみー」
馬を自慢できて満足なのか、パーティー開始早々服を脱ぎ捨てベッドに入るイタリア。
ホスト役を務める気などさらさらない様子。やっぱりアレな子たちです。

招待客たちは慣れたものなのか、平然とパーティーを続行します。

米「気持ちいいなあー。癒される…」
珍しくホットタブにつかるアメリカ。いつもはイギリスの定位置なのに。
せっかくだし2人で一緒に入ればいいと思うのですが…。

英「イェーイ」
こちらも珍しく、音楽に合わせて踊っているイギリス。
君たち、仲悪いの…?
それとも思春期特有のやつでしょうか?

踊り疲れたらしいイギリス、今度はいつも通り、読書を始めました。
隣にセレブがいますがお互いガン無視です。

そしてセレブにつきまとうパパラッチ。他人の家の庭まで入ってくるとは、困ったものです。

☆ ☆ ☆

翌日の土曜日。
夕べパーティーで夜更かしして朝寝坊した2人のもとへ、また連絡が入りました。

…あんた夕べ招待客無視して寝てたじゃん!! 名誉挽回ってこと?
というか、最近金曜土曜と連夜パーティー開くことに何かこだわりでも?

まあ、行くんですけどね。

相変わらず玄関先にたたずむ、心なしか寂しげな馬たち。
アメリカがおやつをあげていました。優しい子だ。

頼めば子馬はもらえるのだけど、何しろティーンの子供のいるスターターハウス住まいの貧乏世帯。ポニーなどとても飼えません…。
 
ところで、アメリカとイタリアはいつも間にかこんなに親しくなっていました。
が、長続きしないんですけどね。この2人は会話していると定期的にマイナスマークが出て仲が悪くなるんです。
イタリアは芸術好きで、イギリスは芸術嫌いですからねえ…。

おお、珍しくイギリスが女の子と踊り始めましたよ!
彼にも遂に春が来たか?!
…相手の女の子、パパラッチなの? なんかもうちょっと他にいないの?

まあ、ヘタリアワールドは男性が多いですからね。女性はどうしてもパパラッチとか修理屋さんとかに限定されちゃうよね。家に来るメイドは男だし…。

芸術一家のイタリア家のパーティーでピアノを披露するアメリカ。若さ故の怖いもの知らずというか、ヒーローは空気読まないというべきか…。
とうとう彼はピアノのスキルを獲得したのでした。

後ろのロマーノがなんか怒っているのは、アメリカではなくドイツを思い浮かべての様子。
やっぱりそこは仲が悪いのね。

☆ ☆ ☆

そして日曜日。
さすがに3日連続パーティーはないようなので、今日は2人でお出かけです。

行き先はクラブ。
…いやだって、公園行ってもいっつも盛り上がらないから…。

イギリスが1人で踊っていると、女の子がやってきて一緒に踊り始めました。
あ、そのちょっと太めの後ろ姿は…?! 昨日のパーティーにいたパパラッチ娘ではありませんか! まさかイギリスを追いかけてきた?!
しかし、彼はセレブでも何でもありません。ま、まさか…?!

しかし、しばらく踊った後、彼女はあっさり帰っていきました。
何ごともなかったように今度はアメリカの隣で踊り始めるイギリス。

英「oops!」
華麗なステップをきざむアメリカの後ろで何度もコケるイギリス。
2年連続プロムキングのアメリカに、とうていかなうはずもないのでした。

つづく